運用会社について

日本のベンチャーファンド会社のアセット量(預かり資産額)と運用期間の長さ、この2点を注視する必要があります。
シンガポールや香港に籍を置く、いわゆる「本格的なファンド会社」の場合、預かり資産額で100億や500億を超えるという会社は少なくありません。

 

目論見書や運用報告書を読みすすめていきますと、運用会社の預り資産(アセット)は、だいたい数百から数千億規模です。資金が増えると流動性(売買のしやすさ)が低くなり、資金が少ないときに比べるとファンド会社は運用成績を出しにくくなります。

 

数年前、みずほ証券の誤発注事件で一躍有名になったカリスマトレーダーBNF氏は、最初の数年は自分の資産を年率100パーセント以上で運用しましたが、100億を超えてくると運用できる相場の規模が限られているため「資金効率が落ちた」と嘆いていましたね。同様のことが運用会社にもいえます。

 

運用会社は投資対象を世界に広げ、ある程度の資金を入れても相場にインパクトを与えないよう分散投資をします。
アセットが大きいとそれだけで安心と考えがちですが、アセットの規模感がファンドの成績を向上させるわけではありません。
リーマンショック後、ほとんどすべての運用会社の成績がマイナスに転じたことからもわかるように、アセットが増えるとファンドはインデックスや債権等、パッシブな投資先を選ばざるを得ない面がでてきます。その結果、景気の動向に左右されやすい体質になるのです。一言で投資信託を購入するといっても、運用会社の運用方針や戦略、オープン型かクローズ型かなど、こまかくチェックしなければならないのはこのためです。

 

自身が絶対的な利益を、1年など短期間でのぞむなら、国内のベンチャーファンドに目を向けるのも一つのアイデアです。具体的には、年間で20パーセント以上のリターンを狙うなら、投資信託の商品を(販売者の手数料込みで)高く購入するより、小回りが利く優秀な国内のベンチャーファンドの商品を購入されてみてはどうでしょう。

 

一般的に言って、投資信託の商品は販売手数料も信託報酬も高く投資方針もパッシブです。その代わり管理体制がしっかりしている。
国内のベンチャーファンド会社の場合は、直販が多いので販売手数料や解約手数料が低く、運用はアクティブ、その代わり管理体制が脆弱といえます。

 

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