投資信託の分配金ランキングの見方
投資信託分配金ランキングをみると、高額分配金ランキングにおいて上位のものがよいと思われがちですが、実際はそうではありません。
もちろん目先のことを考えますと毎回分配される額が高いほうがいいに決まっていますが、今回は長い目で考えてみます。
まず、分配金とは投資信託が投資家から集めたお金を資金とし、株式や債券などに投資したり、運用して得た収益を投資家に分配するものです。
つまり分配金は、その投資信託の資産から支払われるのです。
銀行の預貯金の場合は決められた割合の利息が必ずつくものですが、投資信託の分配金は投資信託の運用状況によって払われたり払われなかったり、金額があがったり下がったりします。の分配金は、毎月受け取れるものや年二回のものなど、投資信託により異なっています。
さて、この毎回の分配金の平均は、約70円であるといわれております。これが100円を超えるものは高額と言えます。
しかしここで100円のものを選ぶのはまだ早いです。
この場合分配余裕月数が短い場合があります。分配余裕月数とはこの先分配されるものがどのくらい続けられると思われるか、というものです。これが短いと分配金が減少する可能性が高いのです。
実際分配金ランキング上位にいたファンドの分配余裕月数が1年をきった時に、分配金がさがったことがありました。また分配金は過去に増えた資産から払っている投資信託もあります。このようなファンドの場合、過去のストックがなくなれば分配金も減っていく、ということが起こる可能性があります。
また、逆に毎回の分配金が低くても分配余裕月数が長く安定したファンドもあります。分配金ランキングとしては低いかもしれませんが、しっかり分配金を維持する力のあるファンドです。
またランキングや投資信託の表を見ると0円を見つけることができます。
普通に考えますと、分配金のないものよりあるものの方がお得と感じられます。しかし、少し考えてみてください。分配金はどこから支払われるのでしょうか。
もちろん、投資信託の資産から支払われています。
つまり、その投資信託の運用資金は分配金が高ければ高いほど減る、ということです。
この結果その投資信託の基準価額はさがってしまうことになるのです。
中、長期的に資産を増やしたい方にとって、運用資金は多い方がよいはずです。このような方は分配金がある投資信託を選ぶのか、分配金のないものを選ぶのか再考をお勧めします。
ここまで読むと分配金が高いところは優良なファンドではないのかと錯覚しますが、そういうわけでもありません。もちろん分配金も高く分配余裕月数も長い良質なファンドは存在します。
要するに分配金が高いから、低いから、あるいは0だから、ということだけでは決められないということです。
投資信託を選ぶために重要なことは、トータルで考えるということです。分配金ランキングは投資信託を選ぶ一つの指標にすぎず、ランキングだけにとらわれて判断はしないほうが賢明でしょう。
ランキングに依存して購入してしまうと、いつの間にか分配金が下がっていたということになりかねません。
しっかり調べ見極めることが大切です。
もちろん目先のことを考えますと毎回分配される額が高いほうがいいに決まっていますが、今回は長い目で考えてみます。
まず、分配金とは投資信託が投資家から集めたお金を資金とし、株式や債券などに投資したり、運用して得た収益を投資家に分配するものです。
つまり分配金は、その投資信託の資産から支払われるのです。
銀行の預貯金の場合は決められた割合の利息が必ずつくものですが、投資信託の分配金は投資信託の運用状況によって払われたり払われなかったり、金額があがったり下がったりします。の分配金は、毎月受け取れるものや年二回のものなど、投資信託により異なっています。
さて、この毎回の分配金の平均は、約70円であるといわれております。これが100円を超えるものは高額と言えます。
しかしここで100円のものを選ぶのはまだ早いです。
この場合分配余裕月数が短い場合があります。分配余裕月数とはこの先分配されるものがどのくらい続けられると思われるか、というものです。これが短いと分配金が減少する可能性が高いのです。
実際分配金ランキング上位にいたファンドの分配余裕月数が1年をきった時に、分配金がさがったことがありました。また分配金は過去に増えた資産から払っている投資信託もあります。このようなファンドの場合、過去のストックがなくなれば分配金も減っていく、ということが起こる可能性があります。
また、逆に毎回の分配金が低くても分配余裕月数が長く安定したファンドもあります。分配金ランキングとしては低いかもしれませんが、しっかり分配金を維持する力のあるファンドです。
またランキングや投資信託の表を見ると0円を見つけることができます。
普通に考えますと、分配金のないものよりあるものの方がお得と感じられます。しかし、少し考えてみてください。分配金はどこから支払われるのでしょうか。
もちろん、投資信託の資産から支払われています。
つまり、その投資信託の運用資金は分配金が高ければ高いほど減る、ということです。
この結果その投資信託の基準価額はさがってしまうことになるのです。
中、長期的に資産を増やしたい方にとって、運用資金は多い方がよいはずです。このような方は分配金がある投資信託を選ぶのか、分配金のないものを選ぶのか再考をお勧めします。
ここまで読むと分配金が高いところは優良なファンドではないのかと錯覚しますが、そういうわけでもありません。もちろん分配金も高く分配余裕月数も長い良質なファンドは存在します。
要するに分配金が高いから、低いから、あるいは0だから、ということだけでは決められないということです。
投資信託を選ぶために重要なことは、トータルで考えるということです。分配金ランキングは投資信託を選ぶ一つの指標にすぎず、ランキングだけにとらわれて判断はしないほうが賢明でしょう。
ランキングに依存して購入してしまうと、いつの間にか分配金が下がっていたということになりかねません。
しっかり調べ見極めることが大切です。
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Japan Asset Manegement |
最近注目を集めているIFA。IFAという特定の金融機関に所属しない以上、自社商品に囚われず中立的な立場から投資信託選びの助言が可能。国内・海外問わず数多くの投資信託を扱っており、彼等に投資信託の相談をあなたにぴったりな商品を紹介してもらえます。 |
83点 | 10点 |
BMキャピタル |
運用先は国内株式。独自の分析と緻密な戦略により高いリターンを狙う。ファンドマネージャーは東大出身で外資系投資銀行での就労経験も持つ。ファンドは四半期毎にレポートも出しているので、投資信託に近く分かり易い。 |
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野村證券JPMザジャパン |
99年以降、安定した運用が特徴。アベノミクス以降、日本株の流動性が高いため注目を集めている。 |
56点 | 6点 |